Boothにて各楽曲DL配信中
by clanmana
Clanmana
さよならゼロ年代
"Clanmana"は京橋めじろ(旧:E.J.R)が来るべき20年代に向けて音楽を作るサークルです。
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はるにあらし(feat.綺良雪)
さよならに手を振る僕ら。
強がりは一つだけ。
今更、間に合うとか、女々しいな。
僕の感傷。ひたすら、夢に焦がれて。
優しくなって、虚しくなって、裸足の季節に。
土砂降りのあとの青空。
退屈な日々の群青。
少しだけ誇らしい君が居たから。きっと僕らまだ、足りないものばかりで。
それでもさ、進めるかな。
不確かな歩幅に寄せた。ふわり、ほら舞い落ちて。
手を伸ばす君が好き。
春のにおい想いだしたら、似合わない青さに照れた。
回れ。季節、弾けて。
この空に届くかな。
ひらひら舞い上がれば、君にまた釘付けだ。君が好きなパン屋と。
君が好きな本屋を。
目で追う癖が抜けずに。終わりだなんて、まだ。
唐突すぎて僕ら。
曖昧な笑顔だけが言葉よりも分かり合えた気がした。ふわり、ほら舞い落ちて。
さよならに手を振れば。
春のにおい、想いだすから意地の張り合いは終わりだ。
問いかけた気持ちには素直になれなくて。
ゆらゆら、ゆらり揺れた心まだ、行方知らずだ。"嘘もまるで本当みたいね"
映画みたいな悲劇を想像してたよりも僕ら、笑えたから。
君にまた完敗だ!さよならに手を振る僕ら、強がりは春に舞う。
君のにおい、想いだすから似合わない服を捨てたよ。
不確かで透明な青さが眩しくて。
きらきら、空に光る。
君にまだ釘付けだ。
さよなら、ハルのせいだ。Vocal:綺良雪
作詞作曲編曲&Guitar:E.J.R/京橋めじろ
Bass:Sato(from意識のないクランケ)
Mix&Mastering:Kensei Ogata
illustration:Ayaka Okada(from意識のないクランケ)
special thanks:Yuya(from空色ナイフ)
夜間飛行(feat.綺良雪)
つまらない夜でも、さびしさは鳴るから。
コラージュした過去、日々の閉塞感。掴めずに離した、あの小さな影さえ。
千切る意味だけ伝えたかった。回る世界と虫眼鏡。
歪んだ夢と見上げた夜空は。遊覧船に乗って君と行こう。
内緒の地図を広げて。
夜明けの合図を鳴らした。
さよなら、またね。あの星から星まで飛べた気がしたのは。
君の笑顔が教えてくれた。欠けた月と地球儀を、回す指で捉えた未来は。
遊覧船に乗って君と向かおう。
夜空の星を集めて。
秘密の言葉を探した。
さあ、すぐ、いくよ。街明かりが消えていく空に不安そうな君の笑顔。
回る世界と虫眼鏡。
君の夢と見下ろす景色は。遊覧船に乗って君と行こう。
必ず、隣にいるよ。
果てない距離を旅して。
いま、すぐ、会おう。いつかの君と誓った。
また会うときは笑顔で。
夜明けの合図を鳴らした。
さよなら、いつか、また。Vocal:綺良雪
作詞作曲編曲&Guitar:E.J.R/京橋めじろ
Bass:Sato(from意識のないクランケ)
Mix&Mastering:Kensei Ogata
illustration:ふーらい
夏のキスシーン(feat.綺良雪)
水面の静寂、かき消す。
触れた手と手が熱を帯びた夜。祭りの夢から醒めた火照た心に嘘は吐けない。
宵闇に消えた恋心、揺れる。
朧げなまま君を見つめた。
花火の音が弾けた。嗚呼、夏のにおいのせいかな?
ねえ、君に好きと言えそうだ。
早くなる胸の音、今は苦しくて赤くなる刹那。
嗚呼、夏の熱病だ、まだ。浴衣に残る、棗の花の香りが汗に滲めば。
見つめた目と目の先で不意に反らした恋にまた気付いた。
泡沫に浮かぶ月が頬を照らす。
君の横顔だけを見つめた。
花火の音で弾けた。嗚呼、夏のにおいのせいだよ。
ねえ、君に好きと言えなかった。ねえ、夏と君のせいだから!
今すぐ好きと伝えたよ。吐息で君の距離をはかる。
ああ、やっと言えたから。
まだ続く、恋の熱病だ、ああ!
Vocal:綺良雪
作詞作曲編曲&Guitar:E.J.R/京橋めじろ
Bass:Sato(from意識のないクランケ)
Mix&Mastering:Kensei Ogata
illustration:ふーらい
シンデレラステップ
(feat.綺良雪)
鏡に映るお姫様を宝石箱に散りばめていた。
何度も伸ばした指先で触れられなくてまた零れてた。
間違うことも恐れないで。
忘れた言葉も。ほら、零時の鐘が鳴る。
いつか夢見たことも。
約束したけどすれ違いだよ。
またレンズ越しの目で君を覗き込むけど。
おどけていた君のしぐさを見ていた。変わることを認められずに。
亡くした気持ちも。灰かぶりのお姫様。
一夜限りの魔法も。
素直になれずに遠回りだよ。
望むことの大きさと測る距離の不安も。
駆け出して登る未来が、綺麗事だけ。硝子の靴はもう捨てた。
裸足で駆け出したけど。
『今更だ』なんて笑いたくなる。
幸せを定義して隠す嘘が増えても
あの頃に戻りたい、とか思うから。躓いて転んだって。
夢でまた会えたなら。
深夜零時、鐘が鳴って
取り残されても。何度だって確かめて。
手探りで間違えて
涙だって乾くから、裸足のままで。
駆け出していくから。Vocal:綺良雪
作詞作曲編曲&Guitar:E.J.R/京橋めじろ
Bass:Sato(from意識のないクランケ)
Mix&Mastering:Kensei Ogata
illustration:ふーらい
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